浮き足・足底筋膜炎
**身体の重心と足底筋膜炎の改善 ~バランスがもたらす健康の秘訣~**
成人の頭部は約5kgの重さがあり、重力と絶えず向き合いながらその重みを支えています。重力は上方から真っ直ぐ降り注ぐため、理想的な状態では身体は以下の三点で体重をバランス良く支えることが求められます。
**足の親指の腹** **親指の付け根** **踵**
これらの三点が連動して働くことで、必要以上に筋肉に負担をかけず、身体全体のバランスが自然に維持されます。
しかし、もし足の親指の腹が「浮き指」として浮いた状態になると、本来の三点支持が二点となり、重心が後方へ移動してしまいます。この重心シフトが引き起こす問題は多岐にわたります。
**筋肉への負担増加:** 安定していればあまり働かなくて済む筋肉が、余分なサポートのために過度に稼働し、疲労が蓄積する。
**血流障害や冷え性、浮腫み:** 重心の偏りが血液循環を妨げ、末梢部の冷えやむくみを引き起こしやすくなる。
**慢性的な不調:** 長期間のバランスの乱れは、頭痛、肩こり、腰痛に加え、内臓疾患につながるリスクを高める。
とくに、足底筋膜にかかる負担は、この不均衡による影響を強く受けます。理想的な足のバランスが崩れると、足底筋膜が必要以上にストレスを受け、炎症を引き起こすリスクが高まります。結果、足底筋膜炎として症状に現れることも少なくありません。
当院では、磁性をも活用した施術を通じて、身体の重心を根本から整えるアプローチを行っています。正しいバランスは血流の改善や神経の調整にもつながるため、足底筋膜炎の改善にも効果が期待できるのです。
この独自の施術は、単なる対症療法ではなく、身体全体のバランスやエネルギーフローを正常化することで、根本的な健康促進を目指しています。重心の整え方ひとつで、全身の不調が次第に軽減され、身体が本来持つ自己治癒力を最大限に引き出すことが可能になるのです。